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July 15, 2006

ほんじつの日記

●シドバレットがしんだそうです。60歳。もちろん個人的に親交のあったひとじゃないので(あたりまえだ)おれなんかがあれこれいうのもおこがましいですが、月の暗い側の住人として暮らすじんせいっていうのはどうだったんだろうなあとおもいました。たんなる第三者の野次馬的感想として。みんなからそうおもわれて暮らすっていうのはどうなんだろう。ピンクフロイドにはDarkSideOfTheMoonっていう有名なレコードがあって、そのおしまいの二曲の、歌詞のいちばん最後の一行にむかってつきすすんでいくまでの高揚感と、最後の一行がもたらす解放感というのは、ちょっとほかにはない。それは幸運な奇跡とさえいってもいいような、あまりにもすばらしいメドレーであったので、このレコードは発表されたあと十年も二十年もえんえんと売れつづけ、たくさんのひとたちがききつづけた。そうしてあの二曲をきいたひとがおもうのは、やっぱりシドバレットのことを歌った歌なんだろうなあということなわけで、そんなふうに世界的にみんなから「月の暗い側にいっちゃったひと」とおもわれてるっていうのはどうなのかとおもいました。それは失礼ではないのか。かんがえてみれば。それでよかったのかクレイジーダイアモンド。どうだったのかな。ともかくごくろうさまでした。●ぜんぜん話はちがうのだが暑い。レッドカレーペーストがあるのでココナッツミルクをかってきて夕飯にレッドカレーをたべた。さらに前日の餃子のタネがすこし残っていたのでまた餃子をやいていっしょにたべた。ものすごく熱かった。レッドカレーはものすごく辛かった。さらには、煮炊き直後のダイニングキッチンは50度くらいあった気がする。そこでカレーと餃子をくってたら、なんだかうまいはうまいのだが、それよりも「おれはこれまでこんなに汗をかきながらめしをくったことがあっただろうか?」とへんなことにおもいをめぐらす食事になってしまった。●真冬でも掛け布団は一枚で寝ていて、もちろん寒くてふるえながら寝てると女房があきれながら「もう一枚布団をかけたら?」といってくる。「これは修行なんだ」とことわるとわけのわからないかおをする。寒いからといって布団をさらにかける、それは堕落である。寒さに耐え、自然と闘い、そうすることによって精神を鍛錬しているのだ、と説明をすると女房は「勝手に修行してください」とハナでわらってじぶんは電気敷き毛布のスイッチをいれ掛け布団を三枚かけてねいるのであった。そうやって冬を乗り越えたのちにこのくそ暑い夏の夜になって、「そういえば冬は布団をかけないで修行してるんだとかいってたよね? だったら夏は布団をいっぱいかけて修行したりはしないの?」と無情といえばあまりに無情というか、もはや暴力とよんでさしつかえないような言葉をなげかけられた。無理です。ころす気ですか? 暑いのは修行になりません。たんに暑いだけです。おれがわるかったのでゆるしてください。

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