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October 28, 2005

スイープ

●プロ野球の日本シリーズの最終戦のおしまいのところをテレビでみたんだけど、勝利監督インタビューのときにインタビューアーが「スイープ」という単語をつかったのでへえとおもった。もうそれはふつうにつかわれる言葉ならしい。そういえばそもそもスイープというのは日本語でなんていったらいいのか、とっさにはうかんでこない。なんていうんですかね。将棋だと「棒」とかいったりするんだけど。七番勝負でいきなりどっちかが四連勝して決着をつけるのを「四番棒」とかいったりしてます。ボー。これはほかの世界でもつかわれてる言葉なのでしょうか。あんまりきかない気もします。しかしスイープにしろ棒にしろ、かわいそうなのは、七試合の予定をくんでいるのに四試合でおわってしまって、のこりの三試合がなくなってしまうところです。いろんな準備をしてたはずなのにねえ。なくなっちゃいかんよなあ。かといって、もう決着がついてしまっているのに無理矢理のこりの試合をやるというのもどうかなという気はします。将棋だとすごくむかし、決着がついてしまったあとも無理矢理勝負をつづけてくタイトルマッチがあったみたいです。七番勝負なんだけど、四番棒やるとそこからさきは香落ちと平手の交互でやるという。ちがったかな。三番棒だったかな。うろおぼえですが、とにかくそんなかんじのタイトルマッチがあって、実際にそうなっちゃったりしたみたいです。棒でタイトル戦にかったほうは、もうタイトルの決着はついてしまってるのでそれはおいといて、さらにこんどは香を落として将棋をさすという。落とすほうはいいけど落とされるほうはかなりの屈辱です。そりゃタイトル戦にでてくるような棋士なので、タイトル保持者にせよ挑戦者にせよ、どちらもジブンは現時点における将棋界のトップだというジフがあるわけです。それなのに相手に駒を落とされるんだから、かなりの屈辱にちがいない。将棋だとわかりづらいかもしれないので今回の阪神とロッテを例にしていうと、日本シリーズは四連勝でロッテの勝ち、それはそれとして、いちおう七試合の予定はくんであるので、準備をすすめてきたスタッフの苦労をむだにするのもあれだし、なにより試合をたのしみにしていたファンにもうしわけないので、ここはひとつなんとしても七試合やりましょう、ただ、ふつうにやってもつまらんので、ロッテは守備のときに八人で守ることにしましょう。と、そんなかんじです。いやほんとに。冗談じゃなくてほんとにそんなかんじです。そんな試合をやらされる阪神はそうとうな屈辱だとおもいます。なんでそんな罰ゲームみたいなことをしなくちゃならんのかというかんじですが、勝負をやるまえにスポンサーがそういうルールをきめてしまえば、それがとおっちゃえばもうくつがえせません。しかも将棋だと、駒を落としたほうが意外とかっちゃったりするんだよね。さすがにこれはあんまりだということになったのかどうかしりませんが、その後そのタイトル(王将戦っていうんですが)はルールがかわって、いまはふつうにどっちかが四勝したらおわりというふうになってます。個人的にはでも、まえのルールもなかなかよかったんじゃないかなとおもいます。日本シリーズもついでに、どっちかがいきなり四連勝しちゃったらあとは八人守備で試合をやってみたらどうですかね。ちょっとみてみたいですそれ。
●きょうはヨメを成田空港にむかえにいきました。到着ロビーでまっていると、いろんな言葉でしゃべってるいろんなひとたちがいてインターナショナルでした。そんななかでざんしんな髪型のひとを発見。ヒップホップなかんじの黒人のひとで、正面からみるぶんにはふつうなんですが、よこからみると、後頭部が異様にながいっ。ながいなんてもんじゃない。そのシルエットはまさに、エイリアン。誇張ではなく、エイリアン。あたまにバンダナをまいているんですが、ふつうそうすると後頭部のところはバンダナはしたにたれさがるものじゃないですか。しかしそのひとはちがうんです。バンダナが地面と平行にまっすぐのびちゃってるんです。さいごまで。「アレはあのなかはどうなっているのか?」という疑問でわたしのあたまのなかはいっぱいになりました。確認したい。あのバンダナをとっぱらってなかをみてみたい。そういう衝動がわきあがってきて、こらえるのがたいへんでした。ほんとにあれ、どうなってたんだろう。とにかく、さすが成田空港だった。
●かえりのクルマのなかでちょっとローリングストーンズの話になった。アメリカでMTVをみていたらでてきたそうで、「あのひとたちはいまでもやっているのか?」とヨメさんがいう。もちろんやってるよ、さいきん新譜をだしたんだよ、とこたえたら感心していた。ローリングストーンズはもう、ここまできてしまったんだから、ほんとうにしぬまでやるんじゃないかという気はする。問題は、だれかがしんだときだとおもう。たとえばミックジャガーがしんでしまったときに、それでもローリングストーンズは存続するのか? そんなはずはないだろとおもうけど、でもフレディーマーキュリーがしんでもつづいたクイーンというのもあるので、どうなるかわからない。もうとっくのとうに「なんだってアリ」になっちゃってる気がするし。もしミックジャガーのつぎのボーカリストをむかえてローリングストーンズがつづけられるのだとしたら、おれとしてはそのボーカリストに「二代目ミックジャガー」となのってほしいとおもいます。歌舞伎とおんなじですね。じっさいおおきいロックのコンサートというのはかなり歌舞伎みたいなめんがある気がするし。襲名披露ツァーですみからすみまでずずずいとやってほしいです。これがアリということになればもうローリングストーンズは永久にころがりつづけることになります。八代目ロンウッドとか十三代目チャーリーワッツとか、そんなふうに未来永劫にわたってつづいていきます。伝統芸能ローリングストーンズ。
●そういえばさいきんイッツオンリーロックンロールをききましたって日記にかきましたが、あらためてチャーリーワッツのドラムっていうのはかわってるなあとおもいました。なんていうか、このひとこそ「アーティスト」だとおもう。

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Comments

そうすると、コンサートのブラウンシュガーで私たちが
「フー!」って一斉にジャンプするのは、さしずめ
「いよっ、ナリタヤ!」とか合いの手を入れてるようなものでしょうか。
やはり様式美ですね。

ストーンズって、たぶんメンバーがみんな揃ってチャーリーのことを大好きで、だから続いているような気がします。

Posted by: トースト | October 30, 2005 09:34 PM

チャーリー、まるで太陽のようなひとですね。とくにあたまのあたり。

Posted by: ぽいう | November 01, 2005 09:04 PM

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